自宅のネットワークをVLANで分割したいときに、単純な1NIC 1VLANの構成が単純すぎて逆に情報がなかったためメモ代わりに記載します。
環境
- Ubuntu 22.04
- 1NICのみ
- 物理実機
- 対向はトランクポート設定済み(正確にはトランクポートに下にぶら下がってるアンマネージドハブの配下)
- IPv6は考えない
i3第2世代のかなり古いミニPCでNICが1つしかありません。また割り当てるVLANも一つでこのサーバーからの通信はすべて単一のVLANタグで通信します。
設定
VLANタグ設定にためにソフトウェアスイッチが必要なようなので導入します。事前に入れてない場合は後述のnetplan apply
でエラーになるので先に入れておきます。
apt install openvswitch-switch
あとは固定IP設定の時と同じように/etc/netplan/hoge.yaml
を作成して設定します。
network:
ethernets:
eth0:
dhcp4: false
vlans:
vlan.200:
id: 200
link: eth0
addresses: [192.168.130.10/24]
optional: false
routes:
- to: default
via: 192.168.130.254
nameservers:
addresses: [8.8.8.8,1.1.1.1]
version: 2
書いたらPermissionを600にしてsudo netplan apply
で設定を反映します。
これで物理NICにはIPv4のアドレスが無いため、vlan.200で通信されるようになります。
複数のVLANを設定したい場合は、vlans
の下にvlan.201
のように設定していけばOKです。
タグVLANを設定できればルーター側でVLANが構築できればトランクポートにしておけば安いアンマネージドスイッチングハブで宅内ネットワークの分離が行いやすいためおすすめです。
WindowsもIntel NICあれば簡単にタグVLAN設定ができるらしいですが未検証です。
macもお手軽にタグVLAN設定できます。