尖った充電器材を良く出してくれるCIOさんが旅行用に最適なUSB-PD充電器を出していたので購入しました。
CIO 電源タップ USB付 Polaris CUBE Built in CABLE 延長コード 0.5m 収納リール付 合計5口 Type-C Type-A AC差込口 小型 急速充電 iPhone Android Macbook iPad Galaxy 各種その他機器対応 (ブラック)
嬉しいところ
この製品の嬉しいところは単体で電源タップ、USB-PD充電器が一体となっているところです。
大抵旅行に行く際は電源タップもUSB-PD充電器も持っていくのでひとつにまとまっていると荷物が減ります。
似たような製品コンセプトは昔からあり、CIOさんも以前から出していましたが当時はUSB-PDが普及し始めた頃だったためType-Cが5V3Aまでしか対応していませんでした。(この製品はOEM元がありそうで他社でも同じ見た目でロゴだけ違う商品が多数ありました)
技術的には同等のサイズに60W PD充電器が出てもおかしくないなと思っていたのですが、なかなか発売されずCIOさんからようやく発売となりました。
コンセント延長部分は55cmでホテルや列車のコンセントを手元に持ってくるには十分長さがあります。
仕様
USB-PDは最大67Wまで対応しており、Type-Cポートは20V3.35Aまで出力可能です。
Type-Aが1ポート、Type-Cが2ポート搭載されており複数機器接続時はトータル67W以下で分配されます。
電源タップ部分は2口あります。最大電力は1125Wまでなので電子レンジとかドライヤーを2個繋ぐとかしなければ問題ない容量です。運搬時は自信のコンセントコネクタをここに刺して固定します。
電源部仕様としては特殊でUSB-PD充電器としては100-240V、50-60Hz対応のため海外でも変圧器不要で利用可能です。電源タップ部分は100-125V、 50-60Hz対応のため海外の広い範囲で利用不能です。
では電源タップとしては海外で利用できないのでしょうか?恐らくですが利用は可能だと思います。
これは国内で電源タップとして使用するためのPSEマーク取得のために仕方なくこのような表記にしているのだろうなと思います。
国内規格ではこのコンセント口に200V流すのはNGです。
もちろん推奨はしませんし、それで問題があっても自己責任です。
電源タップとして200V電圧の国でも使えるとこの製品だけ変換アダプターをつければあとは他の機器を変換なしで使えるのは非常に夢があります。
実使用例(鉄道)
特急ひたちの車内で使用してみました。ひたちの車両はコンセントが使いやすい肘掛け部分にあるので従来のUSB-PD充電器を繋ぐのも不便ではありませんがこの製品であればより便利な位置に充電ポートを設置できます。
足下にコンセントがあるタイプの車両ではよく充電器を足で引っかけていたのでこの製品があればそういった事故も減るでしょう。
実際に使用してみて予想外に良いなと思ったところは発熱の少なさです。最近のUSB-PD充電器は小サイズをウリにしているため放熱が間に合わず触るのが厳しいくらいの熱さになります。
とくにCIOさんの製品は世界最小をウリにしていることが多いため発熱が多くそれが原因で故障率も結構高いのではと思っています。実際手元でもCIOさんの製品は壊れて交換になったりしています。(まあ壊れない無難な製品より攻めた世界最強製品を私は使いたいので毎回買っています)
ですが今回の製品は67W充電器としては非常に大きいサイズのため表面積が稼げしっかりと放熱できているようです。触ってもほんのり暖かい程度です。これは嬉しい誤算でした。
実使用例(車)
写真はありませんが、友人の車でも便利に利用できました。友人の車は運転席と助手席の間の足下にDC-AC変換したコンセントの差し込み口があるのですが後方座席からは利用しづらい位置でした。
それもこの製品を使えば後方まで延長して使えるので便利でした。
まとめ
このCIO Polaris CUBEは大変便利で今では旅行以外でも毎日持ち歩いています。
コンセント部分がコンパクトなので会社などで充電器がいっぱい差し込まれたOAタップでも問題無くさせるところが便利です。
ただ出力が67Wということで複数台の機器や100W必要なノートPCでは心許ないので旅行時にはAnkerの120Wライチュウ充電器も持ち歩いています。
このライチュウ充電器は120Wまで対応しており、ノートPC 2台くらいなら同時充電可能ですし1台であれば発熱にも余裕があるので良い充電器です。あと可愛いのでオススメです。